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ビールに関わる人に語ってもらう企画『Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen』Part2

新しい試みとして、おいしいビールを提供しているビールのオーナー・スタッフの方に記事を書いてもらおうという企画をはじめています。

記事を書いてくれているのは、私の友人がオーナーをしているY.Y.G. Brewery & Beer Kitchenのスタッフの山之内さん。

【過去記事】
ビールに関わる人に語ってもらう企画『Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen』Part1

今回は第2回です。

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こんにちは。Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchenの山之内です。今回はビールについて、過去、最近の動向、今後の展望について簡単に考えていきたいと思います。

 

ビールが日本に本格的に入ってきたのは明治時代。当時酒税がかっていないビールの醸造が全国でブームとなり、明治期の日本に100以上のブルワリーがあったそうです。(100年前の日本にもエールビールを作る会社もあったとか!ハイカラですね!)その後、贅沢品であるビールへの課税が始まると、それに耐えきれないブルワリーが消滅したり、M&Aによって現在のように数社の大手のビール会社が残ることになりました。

 

明治時代は医学、法学、軍事学などの最先端の知識を得るために多くの留学生がドイツに送られました。ビールも例外ではなくドイツを手本にしたようです。

 

 

当時のドイツでは、最新のアンモニア冷却式の冷蔵庫によって、低温熟成で作るラガービールが季節・場所を問わず作れるようになり、大きなトレンドになっておりました。その流れの中で、100種類程あるスタイルの中からラガービールの一つであるピルスナーが日本に入ってきて、国内のビールの主軸を担うことになりました。写真の黄金色のビールがピルスナーです。(料理はY.Y.G.の広島産大粒牡蠣のminiオイスターバーガー)

 

 

少し時代が経ち、1990年代に地ビールブームが起こりました。これは酒税法が改正されてビール業界参入のハードルが大幅に低くなったことが要因でした。全国に地ビールと呼ばれるビールが観光地を中心に販売されるようになりましたが、高い割にそれほど美味しくないものが多く、ブームは廃れてしまいました。(もちろん中には素晴らしいビールを作る会社もあり、現在でも日本のクラフトビール会を牽引されています!)

 

そして、次はクラフトビール。定義は色々あると思いますが、「職人が魂を込めて作っている、美味しいビール」と僕は考えています。アメリカを中心に世界中でブームが起こり、日本にもクラフトビールが増えてきました。現在カフェやレストランに行けば、少なくとも1つはクラフトビールが置いてあるのではないでしょうか。アメリカでは現在でも1日に1つ以上のブルワリーが設立されているそうです!こんな風に各ブリュワリーがビールを造っているのだと思います。




 

(山之内・伊ヶ谷)

 

画一的な大衆消費社会に対するアンチテーゼでしょうか。失われつつあったトラディショナルなスタイルを取り戻すとともに、新たな味・可能性を求めてチャレンジする個性的なビールが増え、それを飲む(支持する)人たちも増える。世界中でとても良いムーブメントがきていると思います!ビールに限らず、品質の高いもの、作り手の顔・想いが見えるものって安心できますし、素晴らしいですよね!

 

クラフトビールがブームになっておりますが、まだまだビールが立ち入っていない領域(生産地、消費地、造り方、異業種とのコラボ)、出会っていない材料(その国独自の素材、地方独自の素材)がまだまだあると思います!つまり、ビール自体の味、そして楽しみ方の多様性・選択肢はまだまだ広がるはずです!

 

(山之内・Chris氏)

 

Y.Y.G.では色々なブルワー、異業種の人と交流し、どんどん作り方を改良していますし、新しいレシピにも挑戦し続けています。定番のビールであっても季節等によって若干変化を加えています。

 

(アパレルブランド[Milok]でのイベント)

今後はもっともっと日本にも素敵なブルワリーが増えることを願いつつ、Y.Y.G.でも独自にビールの可能性を模索して、ビールのフロンティアを開拓して行きたいと考えています。

それでは良いお年を!

 

(写真は枝豆を使った「初台枝豆エール」)

 

Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen

Brewing Manager

山之内圭太




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